絵画

 絵画史は、分かりにくい。中世以前より宗教画として発展してきた絵画は、カトリックの物語性を中心に絵画技術として発達してきたことは、間違いないと思う。絵の中に宗教的な物語が内包され、観るものにとってそれが荘厳と神秘な印象を与え続けなければならない。また王や貴族がパトロンとなり、自画像も手懸けていたとのこと。お抱えの絵師でもあった訳だ。つまりは、今日ある風景画などは、1文にもならない対象物であったのだろうと思われる。17世紀あたりのヨーロッパでは、経済活動が旺盛を極め、商人の台頭で盛んに自画像を書かせた時代があった。出来上がった絵が自分に似てなければ買うことを拒否したり、ケチをつけて値切ったりするのが当たり前の時代でもあとも言える。芸術家と言うよりも絵書き職人としての位置づけであったように思う。近年ブラマンクの絵は、写真を見ながら描いたとか、また画家に写真を売る商売もあったということらしい。構図そのものの発想が写真家に帰属していたともいえなくもない。ブラマンクの雪の汚れた灰色、どんよりとした雰囲気がなんともせつなく感じるのは、私だけなのか。チョッとグレーなブラマンク風だと生クリーム醤油がそれに該当する。てか。つまらない事をつらつらと、、、、、。

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