文明の衝突



ハンチントンの文明の衝突は、興味深い。それまでの世界の価値基準であった自由主義と共産主義が崩壊。宗教をバックボーンにしたナショナリズムが鮮明になっていくと仮説する。自国の外に敵を作りその敵を叩くことにより、自国が一つにまとまる。イラク戦争は、正にそれを象徴 示唆したように思う。中東は、他民族の世界 宗教の正義の名のもとに紛争をしているが実は、国家「ナショナリズム」のせめぎあいとして写る。国家がなかった頃は、他民族が仲良く共存していたのに、国家の線引きをした途端に小競り合いがおこる。人間は、国家という集合体の箱を持つと国益というあやこしい欲が生まれそれの拡大解釈が悲劇を生む。これは、なんか朱子学とよく似ている。バカな人間の歴史は、同じ事を繰り返すのかと心から思うこの頃。

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